お金を今よりも増やしたいけど、何をしていいのかよく分からない、という方も多いのではないでしょうか?

毎月給与の一部をコツコツと貯めていけば、きっと将来の足しになるだろう・・・そう思って貯金を真面目にやっている人は、元銀行員の立場から申し上げるとかなりリスクがあります。

今回の記事では、銀行にただお金を預けるリスクや、お金を増やすためにはどのような方法があるのかについて説明していきます。

 

「貯める」と「増やす」の決定的な違いとは?

毎月一定の金額を銀行預金に積み立てたり、日々の生活費を削ってお金を浮かせたりする行為は、お金を「貯める」行為です。

例えば、毎月1万円ずつ銀行預金に預けていったら、1年間で12万円の貯金が出来ますよね。

ただ、ここで注意しないといけないのが、「貯める」行為はあくまで貯金をするだけの行為であって、これだけでは決してお金は増えません。溜まった12万円の金額は、それ以上にはならず、ただの足し算でしか増えないのです。

なので、貯めるという行為をするだけでは、あなたの収入が増えない限り、生活に何の変化ももたらしません。また、これは後で説明しますが、貯金にはいくつか注意するべきデメリットもあるのです。

 

一方、「増やす」とは、投資によりお金を足し算以上のスピードで増やしていく行為です。

運用次第では、投資した資金が、2倍3倍になることも普通に起きます。ただ、ここでも注意しないといけないのが、投資に絶対はないので、投資したお金に損が生じるリスクもあります。

 

「貯める」=貯金をすること
・収入が増えない限り、生活に変化無
・貯金にもデメリット有

「増やす」=投資をすること
・運用次第で倍以上に増やすことも可能
・損失のリスクも有

銀行にお金を預けることの3つリスク

では次に、銀行にお金を預けることのリスクについて見ていきましょう。

一見すると安全そうな銀行預金ですが、こちらも絶対安全という言葉はなく、以下のような3つのリスクがあります。

① 破綻リスク:銀行が経営破綻する可能性
② 政治リスク:政府より預金封鎖が実施される
③ 物価リスク:インフレにより預けているお金の価値が下がる

 

破綻リスクというのは、銀行が経営破綻して預金が返済不能になるリスクです。現在、私たちの預金には、預金保険機構が1000万円までは保証するというような制度がありますが、1000万円を超える分については、保証の対象外です。なので、資産がたくさんある人は、銀行を一つだけに集中するのではなく、いくつかに分散して預金しておくことが重要になります。

二つ目の政治リスクは、政府が個人の資産を没収して国の債務返済に使ってしまうリスクです。皆さんご存知の通り、現在の日本は借金大国であり、その借金は年々増え続けています。

いずれ、借金の返済が出来なくなった国が、国民の資産を没収して、その返済に充てるということは十分考えられます。

三つ目は物価リスクとは、インフレ―ション(=物価の価値が上昇)により、お金の価値が下がってしまうリスクです。

破綻リスクと政治リスクは、現時点では可能性としては低いですが、物価リスクは常にそのリスクにさらされていますので、これについて知識が無いと、気が付いたらお金は増えているけど、価値が下がって買えるものが減っていた・・なんてことにもなりかねません。

インフレによりなぜお金の価値が下がるの?

では、ここでどうしてインフレが起きると、お金の価値が下がるのかについて説明していきます。

例えば、今あなたが銀行に1万円の預金をしているとします。ここで、その1万円は、金利がゼロ(実際もほぼゼロ)とすると、1年後も、2年後も、その1万円の金額に変化はありません。

ここで、もしインフレで物価の価値が年々上昇しているとすれば、どうなるでしょうか?

この場合、1万円の価値は、未来に行くにつれて下がってしまいます。
リンゴを例に取って説明すると、リンゴ1個の値段が100円の時、1万円を使えば100個のリンゴを買うことが出来ます。一方、もしインフレでリンゴ1個の値段が200円に上昇した時、何個リンゴが買えるでしょか?この時、同じ1万円でも50個のリンゴしか買うことが出来ません。

つまり、1万円の価値が下がってしまったのです。

銀行にお金を預けても増えない理由とは?

実は、このインフレについて全く知識が無いと、コツコツ預金を貯めていても、お金が増えるどころか、物価に対する価値が下がって、むしろ、どんどん生活が苦しくなるっていうこともあり得るのです。

 

簡単な例を用いて説明しましょう。

今、銀行に100万円を定期預金で10年間預けたらいくら増えるかを考えてみましょう。某銀行の定期の金利=0.010%(普通預金=0.001%)なので、預けた100万円は10年後に、1,001,000円になります。

この金額に驚く方も多いと思いますが、10年も預けて、たったの1000円しか増えていないんですね・・・

そして、実は、先ほどのインフレをここで考慮すると、もっと恐ろしいことになるのでが、例えば、物価が毎年0.1%ずつ上昇すると仮定すると、100万円の価値というのは、むしろ991,000円と下がってしまうんですね(額面が減るわけではない)。

お金を増やす2つの投資とは?

では、お金を「増やしている」人は何をしているのでしょうか?

お金を増やしている人は、ただコツコツ貯めているだけではありません。
その行為に加えて、お金を投じるというようなことも行っています。

ここで注意点ですが、よく「お金を使えば増える」というようなことを言っている人がいますが、それはただお金を浪費する事では決してありません。しっかりとした目的を持って、正しい戦略に基づいてお金を投じていかないと全く意味がないのです。

 

そして、お金を増やす「投資」には、大きく以下の二つに分けることが出来ます。

・金融商品投資
・自己投資

それでは、それぞれ簡単に説明していきましょう。

お金を増やす方法とは? 金融商品投資編

投資と言われて一番最初に思いつくのが、金融商品への投資ではないかと思います。

これは、例えば、上場企業の株式に投資をしたり、外国為替に投資をしたり、不動産、債券を買ったりなどなど、色々ありますね。

株式:上場企業の株式を売買
FX(為替):外国通貨を売買
不動産:マンション、土地
債券:国債、外債、社債など

上手くいけば、これらの投資により、億の資産を築いている方も大勢おりますね。

お金を増やす方法とは? 自己投資編

一方、投資対象が金融商品ではなく、自分に投資をする「自己投資」と呼ばれるものがあります。

これは、自分のスキルアップのためにお金を投じることで、実は、成功している人は、たいていこの自己投資を徹底して行っております。

<自己投資の例>
書籍、ビジネス書
資格取得
語学学習
ビジネススクール
起業、副業のコンサル

また、自己投資の場合、実は、金融商品投資よりも高いリターンを期待できる場合があります。

例えば、10万円を払って英語のスキルを身に付けることが出来た場合は、会社員であれば昇進・昇給しやすく、年収も数百万~数千万の差が出る場合があります。これは、将来に渡って考えると、とてつもない差になりますよね?

また、起業家であれば、なおさらダイレクトに自分のスキル・能力は、収入に関係してきますので、自己投資をガンガン行っている人は、稼ぎも右肩上がりで増えている場合がほとんどです。

まとめ

以上、いかがだったでしょうか?

お金を増やすには、「貯める」という行動に加えて、「増やす」ための行動が必要です。また、「増やす」方法としては、金融商品への投資と自分への投資の2種類があります。

全てにおいて言えることですが、まずは何事も「行動」することが大事です。いくら、知識を仕入れたところで、行動出来ない人は絶対に成功出来ません。





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